こんにゃく麺のOEM
・こんにゃく麺は2種類ある
・こんにゃく麺は残念ながら美味しくない
・ダイエット業界で注目される「雑穀麺」
・雑穀麺はライバルが少ないので爆売れのチャンスあり!
・ブランディングの戦略さえうまくいけば一攫千金が狙える雑穀麺
こんにゃく麺は2種類ある
ラーメンの代替え食品として人気の「こんにゃく麺」。無駄な腰回りのぜい肉や、週末に食べ過ぎてしまって後悔いっぱいの人にとって、「お昼はこんにゃく麺にしよう」と、ラーメン風に調理して食べる人も少なくありません。
そのような人気の商品ということもあり、オリジナルOEMのラーメン屋さんのサイトでも、「こんにゃく麺を作れないか?」という相談を多数受けています。
こんにゃく麺は大きく分けて2つのタイプがあり、ひとつは「生こんにゃく麺」。水切りや水洗いが不要なものもあり、こんにゃく独特のもちもち感が味わい深い商品がスーパーなどに行けば気軽に手に入れることができます。
もうひとつのタイプは「乾燥こんにゃく麺」。味がしみこみやすく、賞味期限も4~5年と長いのが特徴です。
また、最近では「豆乳こんにゃく麺」というのも登場しており、食物繊維が多く、野菜やお肉と炒めてパスタとして食べる人も多かったりします。
こんにゃく麺は残念ながら美味しくない
しかし、残念ながらオリジナルOEMのラーメン屋さんのサイトでは、こんにゃく麺のOEM製造、業務委託での製造は承っていません。やはり原材料がまったく違うものなので、技術的に作ることが難しいのです。
もうひとつ、オリジナルOEMのラーメン屋さんが、こんにゃく麺を作らない理由は、「あまり美味しい麺が作れない」という事情もあります。
実際にこんにゃく麺を食べたことがある人なら分かると思いますが、そんなにこんにゃく麺は美味しいわけではありません。マズイ理由は独特の「匂い」。やはり口に入れたときにふわっと広がるこんにゃくの香りは、ラーメンの食感や味、香りに慣れている人にとったら違和感のある味わいになってしまうのは致し方ないところがあります。
ダイエット業界で注目される「雑穀麺」
そういう中で、なんとかラーメンの代替え品として、こんにゃくという原材料以外に作れるものはないかと研究した結果、いきついたのが雑穀麺でした。「雑穀」とは、ヒエ、アワ、キビなどの総称で、それらを原材料で作った麺になります。コシもあってラーメンと同じようなモチモチ感もしっかりあって、ツルっとした食感で多くの人に親しまれています。
話題性もありますし、ラーメンの代替え品としても十分、商品力のある商品といえます。こんにゃく麺だとライバルは非常に多いですが、雑穀麺はまだまだ競合が少なく、独自性を出して売っていくなら後者のほうがセールスはしやすい一面があります。
雑穀麺はライバルが少ないので爆売れのチャンスあり!
実際、楽天市場で「こんにゃく麺」と検索すると1375件の商品がヒットしますが(2021年現在)、「雑穀麺」と検索すると、67件しかヒットしません。
「商品数が少ないと言うことは、売れないのではないか」
そう思われる人もいるかもしれませんが、商品数が少ないということは、これから先行者利益が確保できる業界ということもあり、伸びる可能性は十分にある商品カテゴリーということになります。一方、すでに1000件以上の商品が楽天で売られているということは、今からこんにゃく麺を売ったとしても、後追いになるので売れる可能性はガクンと落ちることになります。
ブランディングの戦略さえうまくいけば一攫千金が狙える雑穀麺
また、「雑穀」そのものがメジャーなキーワードであり、「雑穀米」というキーワードは11612件と、こんにゃく麺の10倍以上のボリュームがあります。雑穀米がこれだけ市場が大きいことを考えれば、雑穀麺を提案することができれば、こんにゃく麺よりも市場を拡大させていく可能性は十分にあると思われます。
この手の商品は売り方やブランド作りが非常に難しいところがあります。広告の表現等にも気を遣わなくてはいけないので、おいそれと素人が手を出すのは難しい商材と言えます。オリジナルOEMのラーメン屋さんでは、その手の販促のプロにも売り方の相談をすることも可能なので、ぜひ、こんにゃく麺の代わりに雑穀麺を作りたい企業様が入れば、お気軽にご相談頂ければと思います。
監修/経営コンサルタント 竹内謙礼