ビンゴ大会、忘年会で喜ばれる景品選びの鉄則
イベントの「参加賞」の選定に頭を悩ます幹事さんは多いのではないでしょうか。せっかく来ていただいたので、たとえ賞品がもらえなかったとしても、満足して帰ってもらいたいという思いは主催者側に必ずあります。ここでは景品の「参加賞」の商品選定について考察していきたいと思います。
・「参加賞」でイベントの満足度が決まる
・「参加賞」は気軽に持ちかえられる大きさのものを
・男女年齢問わず喜ばれる参加賞を選ぼう
・少ない予算でいかに喜んでもらえるか?
・喜ばれる参加賞に「ラーメン」はいかが?
「参加賞」でイベントの満足度が決まる
ビンゴ大会や忘年会の景品選びは思いのほか難しいです。優勝賞品や上位の賞品であれば、ある程度、予算を組むことができるので、豪華賞品を選び放題になります。大型ディスカウントショップに札束を握りしめて行けば、ビンゴ大会や忘年会の景品を簡単に手に入れることができると思います。
しかし、ここで頭を悩ますのが「参加賞」です。いわゆるビンゴ大会で「ハズレ賞」になった景品であり、人によっては「おまけ賞」「残念賞」などといって、多くの参加者が受け取る粗品になります。
ビンゴ大会や忘年会というシチュエーションを考えれば、多くの人がお酒に酔っ払っていると考えた方がいいでしょう。そして、ビンゴ大会やじゃんけん大会などのイベントが待ち受けているのは、宴もたけなわ、多くの人がお酒でいい気分に酔っ払っている時です。
その時に、あまりにも残念なハズレ賞が出てきてしまうと、せっかくの飲み会も残念な雰囲気になってしまいます。つまり、ビンゴ大会も忘年会の場合、上位の景品を選ぶよりも、残念賞やハズレ賞で参加者に満足してもらえる景品を選んだほうが、イベント全体の満足度は高まるのです。
「参加賞」は気軽に持ちかえられる大きさのものを
ここでハズレ賞やオマケ賞で、参加者に残念な思いをさせない景品選びを検証していきたいと思います。セレクトする際に重要視した条件は下記の3つです。
・持ち運びに便利。
・老若男女のウケがいい。
・低価格
「持ち運びに便利」という景品を選ぶ理由は、忘年会やビンゴ大会に参加した人たちは、会社帰りやレジャーで遊びに来たような、ほぼ手ぶらに近い状態だからです。その人たちにハズレ賞としてダンボールぐらいの大きさの賞品を手渡してしまうと、持ち運びができなくてクレームになってしまいます。
やはり忘年会やビンゴ大会の賞品は、こじんまりした鞄の中に入るぐらいの大きさの景品を手渡したほうがいいでしょう。
男女年齢問わず喜ばれる参加賞を選ぼう
「老若男女のウケがいい景品を選ぶ」という理由は、多くの人に手渡す商品になるので、誰が受け取るか分からないからです。
たとえば、参加賞がキッチン用品だった場合、女性は喜ぶかも知れませんが、独身の男性だったら使い道がなく困ってしまいます。ビンゴ大会や忘年会の上位の景品であれば、質感もいいのでお母さんや恋人に譲ることができるのですが、低価格のハズレ賞レベルの景品になってしまうと、デザインも機能も劣ってしまうため、参加賞としても残念な景品になってしまうところがあります。
そのような背景を考えると、多くの人に手渡す景品は、「本人がもらって満足する粗品」を用意したほうがいいでしょう。
少ない予算でいかに喜んでもらえるか?
「低価格」というのは、参加賞は多くの人に配るものなので、あまりコストがかけてはいけないという点です。
たとえば、予算が10万円あった場合でも、多くは上位の豪華景品に予算が回ってしまうため、参加賞に使えるのは10~20分の1程度の予算が限界になってしまいます。少ないコストでどれだけ満足度をあげなくてはいけないかということになるので、幹事の景品選びのセンスが問われるところになります。
以上のポイントを含めて、ビンゴ大会や忘年会でお勧めの残念賞、ハズレ賞でお勧めの粗品を3つセレクトして紹介したいと思います。
【お金系ボックステッシュ】
金塊や万札の形をしたボックスティッシュです。安い割には満足度も高く、見た目も面白いのでインスタ映えして人気です。
【衛生品】
ウエットテッシュやホットアイマスクなど、衛生品は老若男女ともに人気の商品です。ただし、コンパクトなサイズの商品になってしまうため、もらった際の残念感は大きくなってしまいます。「そこらへんのドラッグストアで買ったんだな」と参加者に思われてしまうのも、この手の商品の弱点といってもいいでしょう。
【お菓子】
うまい棒やポテトチップスなどが景品として人気です。家に持って帰っても食べられますし、参加者に子供がいたら喜ばれます。
喜ばれる参加賞に「ラーメン」はいかが?
もうひとつお勧めなのが、「ラーメン」です。生麺をスープと一緒にしてビニールの袋でパッケージングしたものです。常温でもOKですし、賞味期限も思いのほか長いです。持ち運びにもちょうどいい大きさであり、ラーメンのビニール袋の中にはいろいろな広告やメッセージを紙で添えることができるので、オリジナルの参加賞を用意に作ることが可能になります。
そして何より嬉しいのが低価格であることです。1個あたり150円で収める事が可能なので、お菓子や缶詰よりも喜ばれます。特に冬場の寒い忘年会のシーズンになると、ラーメンをもらうだけで身体も心もぽかぽかと暖かくなります。
いろいろな残念賞、ハズレ賞がありますが、ラーメンといういつもと違う景品を参加者に配ると、イベントそのものも大盛り上がりになります。社内のイベントになった場合、変わり種で面白い参加賞を用意すると、「あいつは、参加賞にも気が使える人間なのか」と上司の評価が変わるかもしれません。
そのような「ちょっと変わっているけど面白い」という商品を望む幹事の方は、ぜひ、オリジナルOEMのラーメン屋さんで、ユニークなラーメンの参加賞、残念賞、粗品を検討してみることをお勧めします。
監修/経営コンサルタント 竹内謙礼