残念に思われない「残念賞」の作り方
・残念な「参加賞」は残念な人を2度悲しませる
・「予算」と「感情」のバランスを取る
・おすすめの参加賞5選
・残念な思いをさせない「ラーメン」の参加賞はいかが?
残念な「参加賞」は残念な人を2度悲しませる
スポーツイベントやビンゴ大会の「参加賞」の景品に悩む幹事さんは非常に多いです。
「参加賞なんてなんだっていいんじゃないの?」
そう思われる人も多いと思いますが、実は参加賞は1位、2位、3位の入賞した景品よりも選ぶのが難しいところがあります。
ただでさえ、景品が外れた人達なので、残念な思いをしているところがあるので、そこでさらに残念な参加賞を出してしまったら、二重に悔しい思いをすることになるからです。
ここで幹事の人が真剣に考えなくてはいけないことは、参加賞を“残念賞”と思わせないような景品選びをしなくてはいけないことです。
しかし、この残念な思いをさせない参加賞の景品選びは、実際にやってみるとなかなか難しいところがあります。
「予算」と「感情」のバランスを取る
まず、予算の問題です。参加賞は大勢の人に選ばなくてはいけない景品なので、どうしても1個当たりのコストを下げる必要があります。
予算に限界があるということは、買うものも限られてしまうため、結果、“残念な景品”を参加者に配ることになり、「こんなものしかもらえなかった」と残念な参加賞を配ることになってしまうのです。
このように、参加賞の景品選びは、予算と参加者の感情のバランスをうまくとった景品を選ばなくてはいけません。全員に配るだけの1個あたりのコストの範囲内で、なおかつ配り終わった人に対して「嬉しい」と思ってもらえる景品である必要があります。
おすすめの参加賞5選
そこで、景品やノベルティグッズを販売している企業のホームページを見て、「この参加賞の景品だったらだったら、もらった人も嬉しいし、喜んでもらえそうだな」というものをセレクトして、紹介したいと思います。
【お米】
参加賞として一番喜ばれるものは、やはり食品です。その中でもお米は誰でも食べられるものですし、賞味期限長く保管もしやすいため、参加賞の景品として人気です。
ただし、ビニール袋に入れて配ると味気ない参加賞になってしまうため、キレイな和紙のような袋に入れて、「参加賞」などという文字をプリントして配るといいと思います。シャレが効いている景品としては「感謝の気持ちをコメて」などと文言を書いて、粗品として配っているケースも見受けられます。
【うまい棒】
参加者に「嬉しい」と喜んでもらえる景品は、やはり大きく見せることができる景品です。特にお菓子などは“かさまし”が容易にできるため、参加賞としてお勧めです。人気なのが小さい子どもから老人まで喜んでもらえる「うまい棒」。1個あたりの単価が安く、10個を袋につめても十分に喜んでもらえる大きさになります。コスト面から考えてもおすすめのお菓子と言えるでしょう。
【入浴剤】
お風呂に入れる入浴剤も参加賞の景品として喜ばれます。ほとんどの家にお風呂はありますし、男性も女性も入浴剤をもらって喜ばない人はいません。季節を問わず使える景品ですが、冬場のスポーツイベントやゴルフコンペなどでは人気の参加賞になります。
草津温泉や別府温泉などの有名どころの温泉の入浴剤などは、年配者の多いイベントの参加賞として人気です。また、ダイエットや発汗効果のある変わり種の入浴剤は若い女性の参加者が多いイベントに好かれます。
【トイレットペーパー】
ボックステッシュやトイレットペーパーを参加賞として配るイベントも多いです。ポケットティッシュだと残念な思いになってしまいますが、かさましされたボックステッシュやトイレットペーパーは大きさによる「もらった!」という喜びもありますし、生活に直面している主婦などにも喜ばれる景品と言えます。
旦那さんが忘年会やビンゴ大会のイベントに参加して、残念賞でボックステッシュやトイレットペーパーを持って帰ってくると、家で待っている家族にも「嬉しい」と喜ばれます。
【サランラップ】
持ち運びにも便利で、実用性が高い参加賞の景品としてサランラップは人気です。いくつもらっても嬉しいですし、ボックステッシュやトイレットペーパーと同様に女性や主婦の参加者に喜ばれる景品です。持ち運びに便利なので、会社帰りのイベントには最適の景品と言ってもいいでしょう。
残念な思いをさせない「ラーメン」の参加賞はいかが?
これらの景品を参加賞として選べば、まずみなさんに喜んでもらえることは間違いありません。しかし、せっかくの参加賞として、多くの人に配るのであれば、もう少し個性的な商品を参加賞の景品として配ってみるのはいかがでしょうか。
例えば、このサイトで紹介している景品用の「ラーメン」は1個あたり150円と安く、なおかつビニールの袋でパッケージの紙をラッピングするので、お好きなことをラーメンの袋に記載することができます。
例えば、シンプルに「参加賞」「残念賞」でもいいですし、イベントの主催者の会社案内や商品案内、割引券やクーポン券を同封して販促に役立ててみるのも一手だと思います。そうすることで、150円ぐらいの景品にも関わらず「特別なものをもらった!」と参加者は思ってくれますし、お洒落で面白いラーメンだったら、その袋をスマホで撮影して、InstagramやTwitterで拡散もしてくれます。
食べ物の景品は誰にでも喜んでもらえる参加賞なので、少し変わり種のラーメンをオリジナルで制作して、景品として使ってもらえればと思います。
監修/経営コンサルタント 竹内謙礼