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オリジナルOEMラーメン屋さんブログ
2021/04/14 OEMラーメンの売り方

お土産屋さんでオリジナルラーメンを売る方法



産直店やドライブイン、道の駅でよく売られているお土産用のラーメン。旅行帰りの高速道路のパーキングエリアでラーメンを買ったり、出張のお土産として駅で家族にラーメンを買ってあげたり、旅先でラーメンを買った経験のある人は少なくないと思います。ここでは、オリジナルやOEMでラーメンのお土産品を作る場合の、コツとポイントについて解説したいと思います。

目次

「せっかくきたから買おう」で高く売れるお土産
・無難なお土産「ラーメン」
・パッケージ面積が広いので顧客を訴求しやすい
・地名が入っているラーメンが売れる
・抽象的なネーミングはNG
・意外に売るのが難しい有名店のオリジナルラーメン
・パッケージのデザインはプロに頼もう
できるだけ安く、小ロットでオリジナルラーメンを作る方法
・既存のラーメンのスープと麺を使って、アイデア勝負!

「せっかくきたから買おう」で高く売れるお土産

まず、お土産は「せっかく来たから買おう」というロジックで売れます。三重県で赤福が売れるのも、高知県でカツオのタタキが売れるのも、「せっかく〇〇に来たから、お土産を買おう」という心理が根底にあるため、わざわざ定価よりも高い食品や雑貨が売れます。これは「もうしばらくは買えない」「もうしばらくは食べられない」という機会損失の心理が働くことも、購入動機の背中押しになっているところがあります。

無難なお土産「ラーメン」

その中でも、ラーメンをお土産品で買う人の心理はどのようなものなのでしょうか。数多くのお土産品の中でも、サイズが大きく、とりわけ「名物」とも言えないようなラーメンを買ってしまうのは、「とりあえずのお土産」の意味合いは大きいと思います。

ラーメンは万人受けする食品でもあり、保存期間も長いので、お土産で買って「困る」ものではありません。一方、お菓子や珍味の場合、好き嫌いが発生してしまう可能性があり、家族や知人、同僚に対してのお土産品として買ってしまうと、リスクの大きい品になってしまうことが考えられます。

 
パッケージ面積が広いので顧客を訴求しやすい

さらに、ラーメンの場合、パッケージが大きいので「美味しそう」と思わせる写真やイラストを提示しやすいメリットがあります。お菓子は絵的に「美味しそう」を連想させることは難しいですが、ラーメンはお腹さえ空いていれば、写真やイラストで「美味しい」を表現しやすい食品だったりします。

加えて、出張や旅行のスケジュールが多忙過ぎて、ご当地のラーメンを食べそびれた人にとったら、駅やホテルのお土産売場でのラーメンは、旅行客にとっての最後の“リベンジ”のお土産になるので、そういう面からも、比較的、お土産品としても買われやすい食品だと考えられます。

地名が入っているラーメンが売れる

お土産品として人気のラーメンですが、産直店や道の駅、ドライブインなどのお土産コーナーで、どのように販売していけばいいでしょうか?

まず、ラーメンの商品開発から手掛ける必要があります。先ほど言ったように、「せっかく〇〇に来たんだから」という心理が働くのであれば、旅行先の地名が入っているラーメンが比較的に旅行客の手に取ってもらいやすいところはあると思います。

 箱根ラーメン、広島ラーメン、愛媛ラーメン等、そのエリアの地名を商品のパッケージに大きくいれることが、売れるラーメン作りのネーミング戦略になります。

加えて、この地名に美味しそうな食材の名前を入れると、さらに販売力の高い商品になります。例えば、「鹿児島黒豚ラーメン」「下関サバラーメン」「銚子港イワシラーメン」など、「地名+食材」のラーメンのネーミングが、お土産として引きの強い名前になります。


抽象的なネーミングはNG

逆に売れないラーメンはオーソドックなネーミングになっているものです。地名だけのラーメンはもちろん、ありがちなネーミングも、あまりお客様に好まれるものではありません。例えば、栃木県の佐野ラーメンの場合、「佐野ラーメン」だけでは、やはり他の佐野ラーメンと差別化ができなくなるので、ある程度、ネーミングにひねりを加える必要があります。

 意外に売るのが難しい有名店のオリジナルラーメン

地元の有名ラーメン店の名前を使ってラーメンを販売するケースもありますが、旅行客は地元の有名なラーメン店を知らないので、お店選びを間違えてしまうと、販売力の弱いラーメンになってしまうことがあります。
また、有名ラーメン店のオリジナルの商品を作ると、開発にもコストがかかりますし、製作期間も時間がかかるので、あまり小さな会社でラーメン店オリジナルのお土産品を作るのは難しいと思ったほうがいいでしょう。


パッケージのデザインはプロに頼もう

ラーメンの写真やイラストを使って、食欲をそそるパッケージを作る会社が多いですが、写真の上に文字を乗せたり、キャッチコピーを騒がしく乗せ過ぎてしまったりするために、一目で何のラーメンなのか分からなくなってしまうケースも多々あります。お土産品のラーメンのパッケージ作りは、プロのデザイナーに頼んで、分かりやすくて味とコンセプトが伝わりやすいラーメンを作るよう心がけましょう。

できるだけ安く、小ロットでオリジナルラーメンを作る方法

ご当地ラーメンは、オリジナルのスープを作らなくてはいけないので、どうしても開発コストとロットが大きくなってしまいます。売れるか売れないか分からないラーメンを作るのはリスクが高いですし、観光シーズンが過ぎてしまうと売れ残る可能性もあるので、小ロット生産でご当地ラーメンを作るのが、成功のポイント言えます。

小ロットで生産するのであれば、既存のスープの味を使うことです。例えば、オリジナル・OEMのラーメン屋さんでは、醤油味、味噌味、塩味、豚骨味の4種類の味を用意しています。既存のスープを使ってますが、味は保証付きで、どれも美味しいラーメンに仕上がっています。

これらのラーメンであれば、50個から提供できるので、まずは、既存の味でご当地ラーメンを作ることをお勧めします。

「既存の味だとご当地じゃないじゃないか!」

そう思われるかもしれませんが、「ご当地」と呼ばれるものは何も味だけではありません。例えば、静岡県で「富士山の塩ラーメン」というネーミングでも、十分、ご当地感は出ますし、「上杉謙信の醤油ラーメン」というネーミングで、歴史上の人物を出してみるのも一手だと思います。他にも「大阪城の豚骨ラーメン」「神戸の夜景味噌ラーメン」など、パッケージのネーミングの雰囲気だけで、付加価値を上げることも可能です。

 大事なのは味よりも「ネーミング」「パッケージ」

 先述したように、旅行客や出張客がラーメンを買う理由は、「せっかく〇〇に来た」という思いに加えて、「とりあえずのお土産」の意味合いが強いところがあります。そうなると、案外、ラーメンの味よりも、ネーミングやパッケージが購入動機の大半を占める可能性が高く、中身の味が十分合格点をクリアしたラーメンであれば、外のパッケージのネーミングやコンセプト作りに力を入れたほうが、売れるラーメンのお土産品になる可能性は高いと言えます。
そもそも買う前にラーメンの味は分かりませんから、お土産用のラーメンを美味しく作ったからといって売れることはありません。9割はパッケージやネーミングで売れると思ったほうがいいと思います。

 

 
既存のラーメンのスープと麺を使って、アイデア勝負!

既存のラーメンの味であれば、低コスト、小ロットでお土産品のラーメンを作ることが可能です。まずは仮の商品でテストマーケティングをしてみて、売れることになれば、本格的にお土産品のラーメンを作ってみるのもいいと思います。

それでも、本格的にご当地ラーメンを作りたいというのであれば、味のイメージを伝えて頂ければ、既存のスープの味の中で、似たようなものを探し出して提案させていただきます。

できるだけ低コスト、小ロットでオリジナルのお土産ラーメンを作らせていただきますので、ご要望の方は、オリジナル・OEMのラーメン屋さんにお問合せ頂ければと思います。

 監修:経営コンサルタント/竹内謙礼

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