OEMで売れる「お土産ラーメン」の作り方
ラーメンのOEMのネットショップを運営していて、最近増えている問い合わせが「お土産用のラーメンを作って欲しい」という要望です。
コロナが収束し、観光地に人が戻ってくる中、お土産品としてラーメンに注目している企業が多いことが、問い合わせの増加の要因になっているのではないかと思います。
なぜ、ラーメンのお土産品として観光客に人気なのでしょうか?
ひとつの理由に「相手に渡しても嫌がられない」という一面があると思います。ラーメンは万人が好きな食べ物なので、受け取って嫌がる人はほとんどいません。老若男女好かれる食べ物が、お土産品としての根強い人気の要因のひとつといえます。
もう一つの人気の理由は「ボリュームがある」という点が挙げられます。お土産は渡した時に「重さ」と「大きさ」で、“良いお土産品をもらった”という感覚を相手に与えることができます。ラーメンは食品としても麺の重さと大きさがそこそこあり、それでいて、商品としての厚みがそんなにないことから、お土産品売り場の商品としても重宝されるところがあります。
3つ目の要因は、「行ってきました感がある」という点です。パッケージのイラストや地名が派手なことから、旅行者のお土産品としては「わざわざ買ってきた」という雰囲気を醸し出すことができます。お菓子やスイーツよりも、地域の名物っぽい感じが漂うことから、お土産売り場でも手に取ってもらいやすいところがあると思います。
これらの事情を考察したうえで、OEMでお土産用のラーメンを作るときの3つのポイントを下記にまとめてみました。これからお土産用のオリジナルのラーメンをOEMで製造したい人は参考にしていただければと思います。
ひとつ目のポイントは、商品名に「産地名を入れる」という点です。「札幌」「熊本」「徳島」などの旅行先の地名が入ることで、「わざわざ買ってきた感」をイメージさせることができます。
二つ目のポイントは「大きめの箱に入れる」という点です。厚みのある箱に入れることで、「この大きさで、この価格!?」とお客に思わせることが大切です。
三つ目のポイントは、「限定感」です。季節限定、個数限定は、プレミアム感が出て手に取ってもらいやすくなります。一般的な醤油ラーメンや味噌ラーメンでも、少しネーミングを変えたり、パッケージのデザインを変えることで、特別感を出すことは、付加価値を上げることにつながります。
オリジナルOEMのラーメン屋さんでは、みなさんの要望に応えるお土産用のラーメンの制作のお手伝いをさせてもらっています。お気軽にお問い合わせを頂ければと思います。
竹内謙礼